ごぶさたしてしまいました。。振り返ってみると今日のブツブツは2015年を最後に発信がありませんでした。この期間、いろいろありました。。親方でもある父が倒れ、そしていなくなり、一気に押し寄せてきた責任とお客様からの期待などといっぱいいっぱいだったのかもしれません。ようやく周りのお客様、職人のみなさんのお力添えで前に発信していかなければならないと思っております。
というわけで久しぶりのきょうの仏々です。(タイトルも変えました)
■浄土宗 通屋根 仏壇
・台巾 71㎝ 高さ173㎝ 奥行66㎝
・板内2尺 腰付障子
本漆塗前廻ロイロ仕上げ
京都の職人による京都仕上げ
写真は木地になります。
父の時代に比べさらの仏壇(新調)は本当に少なくなりました。そのほとんどがお洗濯です。御仏壇が一から完成に向かう工程は見る機会も少なくなりました。
できるだけ工程を更新していければとおもっておりますのでお楽しみに。
さてまずは木地製作です。京仏壇は一人の力ではできません。たくさんの職人さんの分業でなりたっているのです。⇒くわしくは「京仏壇ができるまで」をご覧ください。
私はお客様の要望を受け、仕様を決定しそれぞれの職人さんに発注をいたします。
そして、すべて出来上がった部品を集め組立てるわけなのですがそうは簡単には参りません。それぞれの職人さんに仕上げていただいた部品を、次の工程へ回す前に一度自分でチェック・仮組みを行い、気になるところは自分で修正を行いながら進めています。
いわば仏壇屋は仏壇製作のプロデューサーであると思っております。
少しでもいいものになるように気に入らなければもう一度やり直してもらいます。私より経験も豊富で父と同じ世代の職人さんが多数おられますがお願いをしてやっていただいております。偉そうにと思われても父より受け継いだ「すべてはお客様の笑顔」のために少しでもいい仕事ができるように取り組んでおります。
長くなっても読むのに飽きてしまわれると思いますので続きはまた今度。 次は木地直しです。